大好きな映画「ノッキン・オン・ヘブンズドア」

動画用のBGMを探してて
自分が持ってる洋画サントラやクラシックとかを聴いてた

自分が万枚出した時用にノッキンオンのサントラ買ってたんだけど
映画見直してみたけど良い作品だ

今回は映画を紹介しよう

ノッキン・オン・ヘブンズドア

1997年公開のドイツ映画






この葉巻を咥えてる2人が主人公

左の男がルディ(末期ガン)

右の男はマーチン(脳腫瘍)

いつ死が訪れるかも分からない
余命いくばくもない2人が出会い
残り僅かな時間で海を見に行くお話し

そんな2人がテキーラを飲みながら会話をする

マーチンはこう謳う

浜辺にて
海から吹く潮混じりのの風を嗅ぐ
臓腑で完全なる自由を感じる
唇で
去りし恋人のほろ苦き口づけを味わう

「海を見た事が無い」

「うそだろ?一度も見た事が無いのか?」

「ああ、一度も」

「天国の扉を叩いてる俺等がこうして酒に浸ってる
つまり俺達は~
怖いものは無し
なのに、海を見た事が無い、か」

「一度もないんだ」

「天国で流行ってる事を?今は、海を話題にする事だ。壮大な美しさを語り合う」

夕陽が海に溶け合う前に放つ、血の様に赤い光を語る
そして 海によっていかに太陽が、その光を失うかを語る
残るは心の中の炎だけ・・

「だがお前は会話には加われない。見た事が無いからだ。ドジなのけ者になるしかない」


そして2人は海を見に行く

駐車場で奪ったベンツで海を見に旅立つ

その車はマフィアのボスの車だった
銃と大金を積んだ

余命いくばくもない2人は海を見に行く為に旅立つがマフィアに追われ・・

この映画は映画好きのタクシー運転手のおっさんが趣味で脚本を書き溜めていたモノで
たまたまそのタクシーに乗ったドイツの俳優が脚本を読み

これで映画を作ろうという

そんなたまたま映画になった作品

余命も僅かな2人が海を見に行くという話
すげーくだらなくて、カッコ良くて、切ない、馬鹿馬鹿しい話

死ぬ前にやり残した事をやろう
いざ死ぬとなったら色々やりたい事があった
色々話したい事があった
親に恩返ししたかった

死が迫る中彼等は海を見に行った

天国では皆が話す
海の事、夕陽の事
あのバカデカい火の玉を眺めてるだけで素晴らしい
海と溶け合うんだ
ロウソクの光のように一つだけが残る
心の中に

ノッキン・オブ・ヘブンズドア
神様ボブ・ディランの楽曲のタイトルそのまま

天国の扉を叩いてる、という死んだ警官の事を指す

楽曲のタイトルのまま
天国の扉を叩いてる2人の物語

興味を持った方が居たら是非見て欲しい